風かおるZINE日和

夏の気配が感じられるようになりました。
前回投稿したときは冬の真っ只中だったのに、時が経つのははやいものです。

この4カ月もいろいろありました。
書きたいことが積み木のように高く積み重なっていたのですが、まぁ精神が著しく不安定で触れれば今にも崩れそうな状態でした。
すっかり日が長くなり、日中は蒸し暑さにアイスを欲したりして、気づけばケロリと元気になっていたのでまたここに戻ってきました。

さて。
今年の目標で掲げていたものに、人との交流を積極的にするというものがありました。
新しいコミュニティに勇気をもって飛びこむ、というのは引っ込み思案なわたしにとってヒマラヤ山脈のようにそびえ立つ壁を乗り越えねばいけぬことのように感じていました。

つい先日、これまでお付き合いのある方たちとは全く異なる環境に身を置く機会がありました。
きっと今の仕事を普通に続けていても出会うことのない人たちだったと思います。
彼らはゼロからものを生みだしたり、形にしていく人たちで、会う前は畏れ多く話ができるか不安でしたがそんなことはなく、むしろ人間らしさに溢れた純粋な気持ちが感じられました。

なぜそんな方たちとお会いできたかというと、ひと月ほど前にZINEという個人の趣味や関心を自由にまとめた冊子をつくって、販売イベントをやりたいので参加しないか、というお声かけがあったのです。

ZINEは以前から興味があり、個人的に「ヒツ ZINE」という簡単なものを作っては身内で細々と販売していました。
声をかけてくれたのは恋人ですが、彼もわたしがZINEを好きなことは知っており、一緒につくってみないかと言われた時は大変嬉しかったのです。

すでに参加する方の名前があがっていたのですが、著名なデザイナーさんや活躍されているイラストレーターさん、カメラマンさんたちが並ぶなかに全く畑ちがいの自分が入るのは気が引きまくりでした。
でもこの機会を逃せばいつまた会えるかもわからない人たちです。飛びこまないわけにはいきません。
そしてその判断は間違っていませんでした。

販売イベント初日、書店に特設ブースを設けてもらい、そこに並んだ様々なZINEは全部で25種類。それぞれの好きなことや、表現したいものが一冊一冊に濃縮されていて、ひたすら感嘆の声が漏れます。
その中に自分たちがつくったZINEも並んでいるのだからそりゃもう感無量です。

わたしと恋人、そして妹の3人で制作したのですがこの時も紆余曲折あり、やっとこさ完成したZINEで、生みの苦しみを味わったからこそこの上ない愛着がありました。
その見本の一冊を手に取ったメンバーのデザイナーさんから面白いね!と言ってもらえてこれまでの不安は一気に吹き飛んだのでした。

そして夜の懇親会。
はじめは緊張していましたが、同じテーブルになった方たちと話しているうちにだんだんほぐれていき、他の参加者の方たちともお話したりして2時間はあっという間に過ぎてしまいました。

限られた時間の中だったのでお話できなかった方もいましたが、この日感じた嬉々とした興奮で活力がみなぎってくるのがわかりました。
なにより、自分の職業などは関係なく、制作したものや考えが素直に認められる世界があることがよかった。
ZINEを通してそんな方たちと出会えたのは大きな収穫です。素直に好きなことやっていいんだと気付かせてもらいました。

やらないで後悔するより、後悔するとしてもやってみるのがいいんだということを学んだ日でありました。
これからもありのままで、楽しく日々を過ごしていきたいと思います。


まとめがふわっとしててすみません。
イベント詳細は以下の通りです!

長崎のZINEイベント「チョージン」
2018/5/19(sat)→5/27(sun)
長崎市古川町ブック船長
「メメント・モリ」というユニットで参加しています。ぜひお立ち寄りください。


つづく。

新年度、無職

日々のこと、暮らしの中のもの

0コメント

  • 1000 / 1000