クリスマスは突然に

10月、諏訪神社の大祭長崎くんちが終わった頃からクリスマスのことでソワソワしていた。
クリスマスというのはいくつになっても楽しみなもので、小学生の時にクリスマスソングを流しながら母とケーキを作ったり、友達とプレゼントを交換したり、カードを作ったりと、なにかと楽しい思い出でいっぱいなのだ。

そんな楽しいクリスマスを今年も過ごすぞ!と2ヶ月間意気込み、自分用に活版印刷のクリスマスカードを買って額に入れたり、飾り棚に星を散らしたり、リースを玄関に飾ったりしていた。
そしてパーティーじみたものもやるので、それに向けて山に入って枝や葉っぱなどを採取し、オリジナルのリースを作ったりもした。

いよいよそのパーティーも明日に控えている。
ところがどっこい、まだ準備も不十分ながらここ数日バタバタせわしなかったせいですっかり怠っていたのだ。

焦りによる衝動とは恐ろしいものである。
ワイン、ケーキ、ローストビーフ、その他雑貨等を買ったのだが完全に散財であった。
ああ、なんて日本的な消費型クリスマス!!!
わたしはもう少し丁寧に準備をして、アドベントカレンダーをめくり、シュトーレンを少しずつ切り分けながらクリスマスを待ちたかった。

あれだけ待ち望んだクリスマスがいよいよ来る。来てしまう。
さみしいような、切ないような。
急ぎ急ぎで準備は不十分でも、クリスマスを祝う気持ちは十分だ。

みなさんも良いクリスマスを。



つづく。


新年度、無職

日々のこと、暮らしの中のもの

0コメント

  • 1000 / 1000