大村湾と東彼杵に吹く風
お米の倉庫だったところをリノベって素敵なお店にしたり、山奥の滝の上にある旅館だった建物を美術館にしたり、海を目の前に臨む木造の小さな駅舎があったり。
東彼杵はずるい。
素敵すぎる!
だから素敵な人があつまるのね。
どんなエピソードがあったかは知らない。
でもにじみ出てる。
地域愛というよりも、人と人との愛情が大きくなって、それが地域になったような。
つながって、つながって大きくなっていく。
人もまちも愛せる人は、自分を愛せる人。そんな人たちの暮らしはみんな自然とともにあって、とても丁寧だ。
東彼杵を離れ大村のはなし。
文化も服装も違う人たちがかつてつくったであろう岬の先端に立ち、物思いに耽る。人々が生きた痕跡はこんな風に残って、脈々と受け継がれて、それでもいつかそんな事実はあっけなく無知な人たちによって壊されていく。
当たり前でないことが当たり前のように錯覚して、珍しくも価値もないと、壊したって痛くもかゆくもない。そんな風景を長崎では目にすることが多いし、すでに失ったものも、これから失われるものもある。
ああ、どうか大村のこの場所と景色はずっとそのままであってほしい。
わりと交通量あるけど、ガードレールがないんだぜ。
いいとこだな。
自分のまちはどうかな。
寝る前の考え事。
つづく。
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